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浦和岸町の家

~白と米松の家~

敷地は北西の角地で駐車場として使われていた場所。東側と西側も駐車場が並び、殺風景な印象を受けました。そんな場所に設計したのは木造3階建て、白い外壁と軒裏に米松材を張った爽やかさと木の温もりを感じる住宅です。建物正面に小さいながらも樹木を植えて街並みにも潤いを与えています。間取りは1階に個室と水廻り、2階はリビングダイニング、3階は寝室と子供部屋の構成。2階のリビングを考える際、南側の隣家は切妻の大屋根がかかり、東西の両端が低くなっていたことから、この形状を利用して2階の東側にダイニング、西側にリビングを振り分け、南側の日差しを確保するようにしました。またリビングには屋根付の広いデッキテラスを設けアウトドアリビングとしての機能と西日対策の機能の2つを持たせました。シンプルな間取りですが、窓の位置や大きさ、天井の高さや形状を工夫し空間の抑揚を意識しました。とくにストリップ階段がつくる光の陰影が時間と共に変化してとても綺麗です。キッチン、洗面台、浴室は全てオリジナルの造作、シンクや水栓金具、設備機器や照明器具、建具の取手金物に至るまで建て主のこだわりを実現しています。
引渡しから1年半を経て訪れた岸町の家は、お気に入りの家具や小物、そして観葉植物の緑に囲まれ、生き生きとして居心地のいい空間になっていました。普段からモノは決められた場所にきちんと収納され、すっきり片付いた美しい空間を維持して過ごされています。

  
浦和岸町の家(さいたま市浦和区)
木造3階 SE構法
敷地面積   95.80㎡(28.97坪)
延べ面積 112.72㎡(34.09坪)
平成30年2月竣工
施工 吉真建設
写真 大沢誠一

浦和岸町スケッチ